カウンセリングにいらっしゃる方の悩みには大きく二つのパターンがあります。一つは直面している明確な困りごとや問題を解決したいといった悩みです。こうした悩みには、問題に焦点を当てたアプローチである、認知行動療法や問題解決療法などが役に立ちます。
もう一つのパターンは“明確な問題はないけど、なんとなくモヤモヤする”、“ストレスはあるけども、悩みはとくにない”、“何に悩んでいるのかわからない”といった相談です。このような場合、「こんなことで相談してもいいのだろうか」「何を話せばいいかわからない」「カウンセリングはハードルが高い」と感じていらっしゃる方が少なくありません。しかし、初めから問題や悩み事が明確になっていることは、むしろ珍しく、相談する中で問題が整理され、明確になっていくことが多くあります。初めに問題と思っていたことが、話を深めていくうちに、実は別の問題だったことに気づくこともあります。
ストレスチェック後も、もしかすると明確な困り事に直面している方よりも、むしろ漠然としたモヤモヤを抱えている方のほうが多いのではないかと思います。当オフィスでは、明確な問題解決はもちろん、漠然としたモヤモヤの輪郭をはっきりとさせるお手伝いをすることもできます。普段、忙しい中で自分を見つめる時間はなかなか作れないものです。一度、立ち止まって、自分を見つめ直す、自分のための時間を取るだけで、心に余裕が生まれものです。
ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談にいらしていただけたらと思います。
————————————————————————————————————
関連記事
・ストレスチェック後の面談について①
・再発を繰り返すうつ病の改善方法
・メンタルヘルス不調の方の職場復帰がうまくいくポイント①