ブログ | 子どもの強迫性障害、不登校を改善 東京都中央区

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2019.11.12子どもの強迫性障害

子どもの強迫性障害は10歳までに改善してあげよう

子どもが強迫の問題を呈しても気が付かれにくいものですが、強迫性障害は子どもにも多く見られます。10歳前でも多く見られるのですが、大切なことは概ね10歳までに改善してあげることです。

心理学者のピアジェという人は、7歳前の子どもは自己中心性に彩られており、相手の立場に立って考えたり、反省することが困難な一方で、7歳以降になると徐々に自己中心性から脱して、相手の立場に立って物事を考えたり、共感できるようになると考えました。自己中心性を脱する前の子どもの場合、強迫の問題を呈して嫌だと思う気持ちはあっても、そのことについて深く悩んだり思い詰めることは多くありません。一方で、自己中心性を脱して他者の視点を持つようになると悩むようになります。人の目が気になり始めるのです。

7歳というと小1から小2の年齢ですが、7歳になったらすぐに自己中心性を脱するわけではありません。脱する時期には個人差がありますし、苦しむかどうかは子どもの性格にもよります。しかし、当オフィスを訪れる多くの子どもを見ていると、概ね10歳頃からは自分の強迫の問題について気にして苦しむ子が多いです。子どもに何か問題があっても子ども本人が気にせず元気に生活していれば、親御さんは随分と気持ちが楽になりますが、子ども本人が苦しむようになると親御さんは子どもをかわいそうに思い、自分も気持ちが苦しくなってくるものです。

こうしたことを防ぐために、強迫の問題は10歳ころまでには改善させてあげると良いと思います。本人が気にしていないのに周囲が気にしすぎるのは逆効果ですが、ご心配であれば一度ご相談頂ければと思います。