ブログ | 子どもの強迫性障害、不登校を改善 東京都中央区

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2020.2.27子どもの強迫性障害

強迫性障害になったら学校を休ませるべきか

「うちの子は強迫性障害だとお医者さんから言われました、とりあえず学校は休ませた方が良いでしょうか」と保護者の方から聞かれることがあります。診断されたり、子どもの強迫行為を目の当たりにすれば、心配になってそう思うのも無理はありません。しかし実際のところ、学校を休んだら症状が緩和するとは限りません。

強迫性障害を含め心の問題は様々な要因から生じます。学校も要因になり得ますが、要因ではない場合もあり、そういう時には休ませても改善はしません。たとえば習い事が多すぎて負担になり強迫傾向が生じることがありますが、こうしたときは学校を休ませても改善は見込めないでしょう。

また、学校が要因でも休ませることが根本的な解決に至らないこともあります。たとえば努力しても学校の勉強についていかれず強迫傾向が生じている場合、学校を休ませれば一時的に症状は緩和しますが、学校に戻せば症状も元の通りに戻ります。この場合、解決は休ませることではなくて、子どもに適した環境にしてあげることでしょう。

学校を休んで、生活リズム、運動、対人関係、教科学習、その他活動など通学により得られていた習慣や学習機会を失うことは、大きなデメリットです。したがって、とりあえず学校を休ませるというのは良い策ではなく、休ませるメリットもデメリットもよく検討した上で、慎重に判断することが必要です。

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