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2022.10.19子どもの強迫性障害

強迫性障害と発達障害

 強迫症状に悩んでいる子どもの背後に、発達障害が隠れている場合があります。発達障害特性のために、生活上でつまずきが多く見られる場合は、気づかれやすいと思います。しかし、園や学校で、明らかな不適応を起こさずに過ごせている場合は、見過ごされていることがあります。
 発達障害特性がある場合、定型発達の子どもよりも、問題なく過ごすために過剰に頑張っていることがあります。一見、困った様子なくできているけれども、ものすごく神経を使っており、疲れていることがあります。そして、自らのストレスや疲労の自覚に乏しいため、疲労感を訴えたり、自ら休息を適度に取ったりすることが難しいのです。そのため、慢性的にストレスや疲労が蓄積されていて、それが強迫症状を持続・増悪させている要因になってしまうのです。
 このような場合は単に強迫症状の改善に取り組むだけだと改善しません(医療機関や他の相談機関で改善しないので当オフィスを訪れる方にとても多いです)ので、まずは子どもの発達障害特性を理解し、その特性に応じた環境調整が必要になります。子ども自身に生活の仕方を任せるのではなく、ストレスや疲労が蓄積されない生活のスケジュールにしてあげることが大切になります。また、高学年になる頃には、ストレスマネジメントのスキルや時間管理のスキルなども身につけていくことが役に立ちます。
 当オフィスは発達障害も強迫性障害も専門です。どうやったら上記を達成できるか、そのためにどのような観点からアプローチをすれば良いか、明らかにします。ご一緒に改善を目指しましょう。

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