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2020.6.14子どもへの関わり方

子どもへのイライラを止める方法

言いたいことを言わずに我慢していると、ちょっとしたきっかけで溜まっていたものが爆発し、すごく怒ってしまうことがあります。突然怒られた上に、以前から溜まっていた不満までぶつけられては、子どももびっくりしてしまうでしょう。
「良い親に見られたい」「感情的になるのはよくない」「理解ある親にならないといけない」といった強い思い込みがあると、自分の気持ちや感情を素直に表現することができなくなります。また、特に家族などの親しい関係では、「言わなくてもわかって欲しい」という期待があるので、相手が自分の気持ちを察してくれないと感じると、さらに欲求不満やイライラが溜まってしまいます。
そもそも「怒り」の感情とは、二次的な感情です。怒りの背後には、実は不安や心配、不満、悲しみといった気持ちが隠れています。本当に相手にわかって欲しいのは、怒りの背後にある気持ちであることが多いため、ただ怒りをぶつけるだけでは、相手には伝わらないのです。
大切なのは、「怒り」の感情になる前に、自分の中に自然と湧き上がってくる気持ちを把握し、明確に言葉にして伝えることです。親が自分の感情を抑制して表現しないと、子ども自身も自分の気持ちを表現してはいけないのだと勘違いしてしまいます。親が不安や悲しみ、不満、心配などの気持ちをごまかさずに表現する姿を見ることで、子ども自身も自分の気持ちを大事にすることを学ぶことができるのです。
また、相手に何かを協力してもらうためには、伝わりやすい伝え方をすることも大切です。感情的にならず、「私」を主語にしたメッセージで伝えることです。溜まった不満をそのまま相手にぶつけてしまうと、感情的な「あなた」を主語にしたメッセージになってしまいます。「あなたはいつも〜だから」といった「あなた」を主語にしたメッセージでは、相手は非難されているように感じてしまいます。「私は○○な気持ちでいる」「私は〜で困っている」と、「私」を主語にした伝え方に変えるだけで、相手に拒絶されにくくなり、メッセージが伝わりやすくなります。その上で、子どもに“どのような場面で、具体的にどのような行動をしてもらいたいのか”を明確に伝えられると良いですね。

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